懲戒処分の停職中に旅行の様子を投稿、信用失墜行為として懲戒免職に
2016.05.04
停職中にも関わらず不謹慎な行動、停職から免職に
平成28年5月2日、岐阜県池田町は、停職期間中に不適切な内容をフェイスブックに投稿したとして、同町民生部住民課の女性主事(30)を地方公務員の信用失墜行為を禁止した地方公務員法33条の違反に当たるとして懲戒免職にした。
田口貴弘総務部長は「反省すべき停職期間中に町の信頼を損なう行為をした責任を重くとらえた。反省の様子もみられず妥当な処分」と懲戒免職処分について、コメントした。
副業禁止違反に続く信用失墜行為、公務員としての職業倫理は?
同町によれば、元主事は勤務時間外に名古屋市で接客の仕事に従事し、300万円程度の報酬を得たことで、地方公務員法38条に定められた副業の禁止に違反したとして、平成27年11月に停職6ヶ月の懲戒処分を受けていた。
しかし、その直後、停職中にも関わらず、自身のフェイスブックに旅行先で食べたカニの写真や「ママ友と海鮮ざんまい」とのコメントを投稿していた。地域住民から町に「停職中なのに不謹慎」との批判が寄せられていたという。
上司による注意があったが、元主事は行状を改めず、未だ停職が解けていない今年3月にも、旅行先の奈良県で食事した時の様子をフェイスブックに再び投稿した。
「食べ過ぎて撃沈。動けない。誰か助けて」とコメントし、肉や野菜の写真と共に掲載していた。
停職中に旅行というのも微妙だと言わざるをえないのに、さらにその様子を公に晒すなど、停職期間をまるで長期休暇の如く思っているように見える。同職員は、懲戒処分の重みを少しも理解していなかったようだ。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
岐阜県池田町
http://www.town.gifu-ikeda.lg.jp/
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