ヤマト運輸を自殺した社員遺族が提訴!?
2016.06.27
自殺の原因は、長時間労働とパワハラ!?
平成28年6月20日、ヤマト運輸株式会社(以下「ヤマト運輸」)の支店長だった仙台市の男性(当時47)が自殺したのは、上司のパワーハラスメント(以下「パワハラ」)と長時間労働とが原因だとして、遺族である妻と子供らが、ヤマト運輸と上司4人に計約8500万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こしたことが判明した。
訴状によれば、男性は平成26年3月に、仙台市内の支店に支店長として赴任。支店長でありながら、ドライバーとしても働いていたという。
月の時間外労働は100時間以上で、最長で実に182時間にも上っている。人員不足を訴えたが、補充は認められなかった模様。
また、上司から休日出勤を強制されたほか、男性が作成した会議資料を目の前で破り捨てる、頻繁に怒鳴るなどのパワハラを受けていたとしている。赴任3ヶ月後に男性は自家用車内で練炭自殺した。
仙台労働基準監督署は男性の自殺について、昨年6月に労働災害と認定している。これは、業務による強い心理的負荷で発症したうつ病が自殺の原因と判断したためだ。
遺族側は、会社側の安全配慮義務違反を主張。それに対し、ヤマト運輸は「訴状を見ておらず、コメントは差し控える」と述べた。
▼外部リンク
ヤマト運輸株式会社
http://www.kuronekoyamato.co.jp/top.html
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