2016年度イコール・ペイ・デイ全国大会開催!

2016.04.14
「イコール・ペイ・デイ」=「同じ賃金を手にする日」

「イコール・ペイ・デイ」という言葉を聞かれたことはあるだろうか。男女が1月1日に同時に働き始めたとして、12月31日までの1年間で男性が得た賃金と同額を女性が得るためには、幾日も多く働かなければならない。その同額に達する日を「イコール・ペイ・デイ」、「同じ賃金を手にする日」という。

日本のイコール・ペイ・デイは2016年4月10日

毎年2月に公表される厚生労働省「賃金構造基本統計調査」の「所定内給与額の推移」から、一般労働者の数字を取り出して計算した、2015年度調査の日本のイコール・ペイ・デイは、2016年4月10日であった。

2014年調査と比較しても、男女の賃金格差は72.22%から72.21%と、わずか0.01%の改善にとどまっている。

日本だけではなく、世界の先進国でさえも、女性の平均賃金は男性のそれよりも低い。例えば、スイスでは2016年2月24日、ドイツでは2016年3月20日であった。

この賃金の、性別による不平等をわかりやすくアピールし、解消を目指そうとする多彩なキャンペーンが、赤をシンボルカラーにして毎年世界中で開催されている。

このキャンペーンは、1990年代アメリカでBPWI(国際NGOであるBusiness and Professional Women Internationalの略称)が始めたといわれ、日本でも日本BPW連合会が平成24年(2012年)から行っている。

2016年度イコール・ペイ・デイ全国大会 開催概要

日本BPW連合会は、全国大会を平成28年(2016年)4月23日(土)13:30~16:30、婦選会館ホール(東京都渋谷区代々木2-21-11)で開催する。

政策説明には、厚生労働省雇用均等・児童家庭局 雇用均等政策課長 小林洋子さん、基調講演「女性活躍推進法とポジティブアクション」には、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 経済・社会政策部主席研究員 矢島洋子さんを迎える。

他には、全国各地で開催した運動の報告や、世界の動き、今後の活動についての意見交換とアピール選択が行われる。参加費は無料である。

(画像は「2016年イコール・ペイ・デイ配布用チラシ」より)

▼外部リンク

日本BPW連合会「イコール・ペイ・デイ」ホームページ
http://www.bpw-japan.jp/japanese/epd.html

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高野勤一
高野勤一