小学校校長に御用、定年間近にICカード窃盗で懲戒免職
2016.03.15
県教委、3人目となる懲戒免職
平成28年3月10日、熊本県教育委員会(以下「県教委」)は、パチンコ店で前の客が抜き忘れたICカードを盗んだとして、山鹿市立三岳小学校の越猪一隆校長(59)を地方公務員法33条(信用失墜行為の禁止)に基づき、同日付で懲戒免職処分としたことを発表した。県教委の懲戒免職処分は、今年度内だけで3人目となる。
発表によれば、同校長は1月1日午後2時ごろに、同県菊池市のパチンコ店で、残金約3000円入りの他人のICカードを一部使用。途中で所有者とみられる男性からカードについて聞かれたにも関わらず、「知りません」と答え、持ち帰ったという。
翌日、同店の精算機で残額を換金しようとしたが使用できず、店員に連絡。持ち主が届けていたため、店員は警察に通報し、あえなく御用となった。これにより、県警が2月4日に、同校長を窃盗容疑で書類送検。同29日に不起訴処分となった。
不起訴となったものの、県教委は教育に携わる者、また管理職としてあるまじき行為だとして、懲戒免職処分とした。県教委の調査に対して、同校長は「なぜしてしまったのか分からない。子供や地域の信頼を裏切り申し訳ない」と話しているという。
60歳の定年間近であったにも関わらず、全てを台無しにしてしまった。当人の言葉通り、「なぜ?」と誰もが問いたいに違いない。
(画像は熊本県教育委員会HP)
▼外部リンク
熊本県教育委員会
http://kyouiku.higo.ed.jp/
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