商船三井 海運業界で初「SMBCなでしこ融資」に認定

2016.01.11
海運業界初の「SMBCなでしこ銘柄」認定

株式会社商船三井は、株式会社三井住友銀行が提供する融資である「SMBCなでしこ融資」の認定を受けた。これは、海運業界で初めてのケースである。

「SMBCなでしこ融資」とは

三井住友銀行が融資実行時に、女性の活躍促進への取り組みを独自の基準で「見える化」、その指標によって、融資先の女性活躍推進への取り組みを支援するものである。

この「見える化」については、経済産業省と東京証券取引所の「なでしこ銘柄」の選定業務等を受託している株式会社日本総合研究所に委託している。

女性の活躍が期待できるグロース企業との評価

商船三井はその審査によって「今後、女性活躍が期待できるグロース企業」との評価を得た。評価されたポイントは以下の点にある。

2015年6月23日付で人事部内にダイバーシティ推進担当を新たに設置し、ダイバーシティ推進講座を定期的に開催、女性が活躍することの必然性を全社員に浸透させている。

また、女性社員一人一人の「Awareness(気づき 私には十分できる力がある)」を醸成し、個々の能力を十分発揮するための環境づくりやサポートに全力で取り組んでいる。

育児・介護と仕事の両立を可能とするために、所定労働日1日につき6時間を超過する部分について、社内勤務の前後に自宅で勤務できる制度を新設した。

2014年度より配偶者の国外転勤に伴う退職者の再雇用制度も制定した。

数値目標としては、管理職に占める女性の割合を、2014年度実績5.5%から2020年までに8.0%にまで引き上げる。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

商船三井 プレスリリース
http://www.mol.co.jp/pr/2016/16003.html

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高野勤一
高野勤一