「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」今年度の受賞企業が決定

2015.03.28
ひとり親家庭の父母が仕事をしやすい環境を整える

厚生労働省は24日、平成26年度「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」受賞企業を決定し、表彰状授与式を行った。

厚生労働省が昨年3月に発表した数字では、母子家庭の母親のうち80.6%が就業。そのうち正規の職員・従業員が39.4%、パート・アルバイト等が47.4%と、非正規の割合が高いことがうかがえる。

母子家庭の母親や父子家庭の父親にとって、子育てと就業の両立が困難であることから、就業自体が厳しいケースも多い。これに対し、厚生労働省もさまざまな支援策を打ち出している。

母子家庭の母親も正社員として雇用

今年度「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」を受賞したのは、長野県岡谷市のリバー・ゼメックス株式会社。内視鏡処置具などの医療処置具を製造している。

同社では社員をすべて正社員として採用しており、母子家庭の母親も例外ではない。急に休まなくてはならないような状況でも、お互いにフォローする体制がしっかりと築かれている。

小さい子供がいる場合には休暇の取得や短時間勤務を積極的に勧め、子供がある程度成長してからは母子家庭の社員であっても持ち場のリーダーなどへ積極的に抜擢する。社員ひとりひとりの状況に合わせた人員配置や登用を行っているのが特徴だ。

(画像は厚生労働省のホームページより)

▼外部リンク

厚生労働省 プレスリリース
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000078604.html

厚生労働省 ひとり親家庭の支援について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/shien.pdf

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