徳島労働局が「死亡労働災害多発警報」を発令!
2016.06.21
平成28年6月13日時点で労働災害による死亡者、平成19年以降最多の9人と過去10年最悪のペース!?
平成28年6月16日、徳島労働局は、今年県内での労働災害による死亡事故が増えていることを受けて、「死亡労働災害多発警報」を発令した。
徳島労働局によれば、6月13日時点で労働災害による死亡者は9人と昨年同期の2人より遙かに多い上、平成19年以降では、死亡労働災害が多発した平成26年を上回る最多の状況(過去10年間で最悪のペース)であるという。
労働災害による死亡者9人の内訳は、製造業2人、建設業2人、水産業2人、道路貨物運送業、小売業、社会福祉施設で各1人のとなり、このうちの7人が50歳以上であった。
これを受けて、徳島労働局は死亡労働災害多発警報を発令。改めて、県内の事業者及び関係各位に安全確保を最優先し、これ以上の死亡災害を防ぐと共に、死亡労働災害の撲滅を呼びかけた。
多発警報の発令期間は来月31日までで、今後は労働局・労働基準監督署が事業所の安全パトロールや監督・個別指導などを行い安全対策を指導する。
このほか、労働災害防止関係団体には、高齢労働者の事故防止に向けた職場環境の改善や、墜落・転落災害防止対策の徹底などを緊急要請した。
▼外部リンク
徳島労働局 「死亡労働災害多発警報」発令!!
http://tokushima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/.html
おすすめの記事
【承認不要】育児と仕事の両立を支援する!「イクボスアワード2015」特別奨励賞をダイエーの役員が受賞!
2016.11.10 - 行政・法律
準委任契約の建築士に過労死認定!「実質的に労働者」と賠償命令
2016.09.21 - 行政・法律
福井労働局が平成27年度の個別労働関係紛争解決制度の運用状況を発表
2016.06.19 - 行政・法律