子供を貧困から救おう!Facebook開設
2016.02.26
子供の未来応援国民運動推進事務局(内閣府、文部科学省、厚生労働省及び日本財団)は、19日、貧困の連鎖の解消を目指して「子供の未来応援国民運動」の広報・啓発を更に推進するため、公式Facebookページを開設した。
この「子供の未来応援国民運動」は、子供たちを貧困から救うため、国、地方公共団体、民間の企業・団体等による応援ネットワークを形成し、その取り組みなどを広く国民に発信していくものである。
平成26年版「子ども・若者白書」によると、我が国の子供の相対的貧困率は上昇傾向にあり、平成21(2009)年には15.7%であった。子供がいる現役世帯の相対的貧困率は14.6%であり、そのうち大人が1人の世帯の相対的貧困率は50.8%と、非常に高い水準となっている。
OECD(経済開発協力機構)加盟国34か国中10番目に高く、OECD平均11.3%を大きく上回っている。
このように、生まれ育った環境によって、健やかな成長を望めず、さらには教育の機会も失われるなど、未来が閉ざされてしまう子供たちが多くいることに目を向け、そして、必要な支援が必要なときに差し伸べられるよう、国民への啓発にもつなぎたい考えだ。
NPOのニーズと企業などの支援をつなぐマッチングサイト、学びや食事の支援、居場所づくりなどを行っているNPOなどの紹介、そうした団体の支援などに活用される「子供の未来応援基金」への協力方法などが掲載される。
19日現在では、学びに必要な学習文具を無料提供する株式会社C-GRAT(東京都渋谷区)、就労支援や職場体験、仕事・住まい・身元引き受けの3点セットで雇用するセリエコーポレーション(神奈川県横須賀市)などの企業が登録されている。
(画像は内閣府「子供の未来応援国民運動ポスター」より)
▼外部リンク
「子供の未来応援国民運動」Facebookページ
https://www.facebook.com/kodomonomiraiouen
子供の貧困対策・子供の未来応援プロジェクト「子供の未来は日本の未来」
http://www.kodomohinkon.go.jp/
内閣府「子供の未来応援国民運動にディック・ブルーナさんのイラストを起用」
http://www8.cao.go.jp/kodomonohinkon/poster_bruna.html
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