全社員を対象にリモートワークを本格導入~株式会社リクルートホールディングス 

2015.12.28
リモートワークを全社員に導入

24日、株式会社リクルートホールディングスは、2016年1月より、全ての従業員を対象とした、上限日数がないリモートワークを本格導入する、と発表した。派遣社員については、会社間の同意及び本人の希望があった場合に、制度を使えるようにする。

目的とするものは

個人の主体的で柔軟な働き方から様々な経験を得て、ホワイトカラーの生産性を向上させ、イノベーションを促し、企業理念に掲げる「新しい価値の創造」への取り組みのひとつである。

6月から全事業部でトライアル実施

6月から、全事業部・部署グループ単位で2週間以上のリモートワークを試験的に導入した。勤務ルールとして、出社は原則週2日が上限、週の大半は職場ではない場所で働くことを義務づけた。

オフィスとしては、11月より、所属部署にとらわれないコミュニケーションを図るため、一部に席を固定しないフリーアドレスエリアを導入した。

リモートワークで得られたもの

この働き方を導入することで、リモートワークでの勤務者、会社に出社する人も、その日の業務を明記したメールを双方報告するというルールが自然発生した。就業終了後には、当日の業務内容や残った業務を日報的にメールで、所属メンバー全員に送るのである。

このことよって、業務をタスクに切り分け、落とし込みを行うことが明確となった。また、業務に限らない情報や相談を共有できるようになった。

本格稼働を前に

1月からは、自宅やカフェなど任意の場所で業務が行える。そのため、情報管理には重点が置かれている。モバイルPCや携帯電話などは、セキュリティ対策が施されたガジェットを会社より支給する。

情報へのアクセスには複数の方法を用意し、情報の重要度をもとに接続方法自体を選択、より安全でより業務効率の良い環境を整えるようルールを定めている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

プレスリリース
http://www.recruit.jp/news_data/release/2015/1224

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高野勤一
高野勤一