本籍が奄美市の人に、UターンするためのIT教育を無料提供

2017.03.01
観光地だが、若者が働く場所がない

株式会社Schoo(以下 Schoo)は鹿児島県奄美市とコラボし、本籍が奄美市にあり本土で勉強や就職している人にいずれは奄美にUターンし、生活してもらうためIT技術を習得してもらうプログラムを開始したことを2017年2月20日に発表した。

鹿児島県奄美市は、鹿児島と沖縄本島を結ぶ真ん中に位置する日本で2番目に大きな島。人口は4.3万人。マングローブや特別天然記念物アマミノクロウサギなど多くの自然や景勝地をもっている。

これだけの観光資源を持ちながら、目立った産業がなく本土からも遠いこともあり、生まれ育った若者が働く場所がないという問題を抱えている。

IT産業で若者を呼び戻す

この問題を解決すべく、奄美市は2015年から「フリーランスが最も働きやすい島化計画」を発表している。今回の発表は、都会へ出て行った若者達へ奄美に戻ってきてもらう狙いがある。

インターネットを活用することで離島でも都会と同じ仕事ができる環境を整備するもので「奄美だよ!全員着席!」キャンペーンと称している。

このキャンペーンは、本籍を奄美市に置く人なら誰でも参加する資格がある。但し、奄美市が認定した100名。また、奄美市は離島の不利を解決するため情報通信産業を重点施策と考えインフラの整備を行っている。

一方Schooは、オンライン動画学習サービス『Schoo』を運営し、どこにいても学習する仕組みを作り上げている。学習の内容はWebエンジニアに代表するIT学習。Excel、Word、PowerPointなどのOA学習、Webマーケティングなどのビジネス的発想学習など約3,000本近くのコンテンツ。

キャンペーンに参加した人達はこれらのコンテンツを自由に参加できる。参加期間は2017年2月20日から2018年2月19日。また、Schooはキャンペーンに参加した人達にコミュニティーを設置し奄美市在住者同士のコミュニケーションを用意する。

申し込みについて

以下の4つの情報を記入後 si-ma@amamin.jp までメールにて送付。

1)現住所および本籍地が確認できる書類の画像データ
2)氏名(Schooは実名での利用が必要です)
3)現在IT系企業で働いている/いない
4)将来、奄美に帰って仕事をしたい/したくない
(プレスリリースより)

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社Schooプレスリリース:
https://www.atpress.ne.jp/news/122389/

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轟吾郎
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