「退職」という概念をなくす。エグゼクティブ、新人事制度「キャリアブレイク制度」開始
2019.07.14
株式会社エグゼクティブは、2019年7月9日、新たな人事制度として『キャリアブレイク制度』を設立したと発表した。
同社は、営業アウトソーシング事業を展開している企業。『キャリアブレイク制度』は、子育て・介護・看病などの事情で仕事を辞めざるを得なかった離職者が、状況が変わった時にいつでも復職できるという制度。一般的な「退職」という概念をなくすと、同社はしている。
エグゼクティブは以前から、社員が一時的に仕事を離れる『休職制度』を設けていた。しかし、この『休職制度』では家族の事情などへの対応が充分に行うことができずく、やむを得ず『退職』を選択した社員もいたという。同社は、退職した社員に対しても「いつでも戻ってきて欲しい」という気持ちを持っているが、離職者側が再び会社の門戸を叩くことは、現実的には難しい。
こうした問題を解決する制度として、『キャリアブレイク制度』は新設された。再び会社の門戸を叩くにあたり、「退職」という言葉が壁になるのであれば、この言葉ごと廃止することを同社は企図。「仕事の休息期間」という意味の「キャリアブレイク」という言葉に変えることで、復職のハードルを下げるとしている。
『キャリアブレイク制度』では、「キャリアブレイク」の期間を明確に定めない。離職者が希望した場合、いつでも会社に戻ることが可能となっている。また、離職者と会社が互いの近況を把握できるよう、『キャリアブレイクコミュニティ』も設立するとしている。
同社は今後も、「働きたいけど、働きにくい全ての人が、安心して安定して働けるように」という企業理念に従い、「働き方改革」を進めるとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社エグゼクティブ
https://www.executive.jp/index.php
“退職”の概念をやめ 無期限の“休息”とするキャリアブレイク制度 – pressrelease-zero.jp
http://pressrelease-zero.jp/archives/144088
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