「保育士不足」解消へ。信州子育てみらいネットが展開する、保育士の「働き方改革」
2019.03.28
一般社団法人信州子育てみらいネットは、2019年3月26日、同法人が「保育士不足」の解消に向けて実施した取り組みについてのプレスリリースを発表した。
信州子育てみらいネットは、信州で「子育てしやすい未来を創ること」を目的に活動している法人。「保育士不足」に問題意識を持つ同法人は、その解決のために「働き方改革」などの取り組みを推進している。
「保育士不足」は、待機児童問題の解消を目指す上でも重要な課題のひとつとなっている。しかし、保育の受け皿を増やすべく新たな保育園が整備される一方で、保育士の採用は追いついていない。保育士が確保できず、定員を減らす園も多い。
この問題の解決には、保育園で働く保育士が直面する賃金と労働のバランス、また責任の重さなどを考慮する必要がある。信州子育てみらいネットは、保育士給与の抜本的改革や職場の環境改善などが、保育には必要であると判断。育児のため就労希望を果たせずにいる女性の「潜在的な需要」に応える保育モデルを、地域に発信するための仕組みづくりを目指している。
信州子育てみらいネットでは保育士確保にあたり、「限定正職員」「短時間正職員」といった多様な働き方を導入。また、子育てしながらでも働きやすい環境を整備している。また、明確な人事評価制度を導入し、仕事へのモチベーションが高い職員については昇給・昇格を実施。保育補助員の活用や、看護師常駐による保育スタッフの加配も行っている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
みらいく – 一般社団法人信州子育てみらいネット
https://chiikihoiku.net/
多様な働き方や人事評価制度の導入、研修体制の強化を実施 – @Press
https://www.atpress.ne.jp/news/180274
おすすめの記事
医療AIによる病院人事システムが厚生労働省のAIホスピタル推進事業に採択
2024.05.05 - 働き方改革