「働き方改革」と産業医。Mediplat、519人対象の産業医実態調査を実施

2019.03.10
重要性が高まりつつある産業医の現状

株式会社Mediplatは、産業医519人を対象とする実態調査を実施し、その結果概要を2019年3月7日に発表した。

Mediplatは、メドピア株式会社の連結子会社であり、企業向けに産業保健支援サービスを提供している。同調査は、昨今重要性が高まりつつある産業医の現状を把握すべく実施されたもの。

「産業医に求められる役割が増えている」

同調査では、産業医の半数以上が働き方改革による「役割負担の増加」を感じていることが明らかになった。「従事先の事業所への訪問頻度」という質問では、全体の56%が、「産業医に求められる役割が増えている、もしくは増えていく」と回答。またその要求に対して、非常勤産業医は43%が「対応しきれる自信がない」と応えている。

また同調査では、「産業医面談をオンライン(テレビ電話)で行っても問題ないと思うか」という質問も行われた。結果は、35%が「問題ない」と回答。理由としては、「表情が分かればよい」「移動時間が節約できる」といった声が上がり、また「オンラインの方が話し易い人もいる」「遠方の事業所の社員にも対応できる」という意見も寄せられている。

チャットでは様々な相談が寄せられる

「従業員からの日常的な健康相談に十分に応じられていると思うか」という質問では、常勤は49%が、非常勤は56%が、「十分に応じられていない」と回答。訪問回数が限られる非常勤産業医の方が、不十分さを感じているという結果となった。

また健康相談の内容について訊ねると、対面の相談では「内科」「精神科」に偏るのに対して、匿名でのチャット相談では様々な科目の相談が寄せられることが、明らかになっている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

産業医の約6割が働き方改革による「産業医面談」の増加を実感 – メドピア株式会社
https://medpeer.co.jp/press/6259.html

記事をシェアする

kakimoto