保育士の「働き方改革」。育正保育園、6時間勤務・給与40万円の雇用形態を設定
2018.03.09
6時間勤務・給与40万円で、園長・主任保育士を採用
企業主導型共同保育園・育正保育園は、2018年3月6日、2019年と2020年春に開園する保育園において「長時間労働/薄給」という保育士の仕事の常識を打ち破る雇用形態を設定すると発表した。
この雇用形態は、6時間勤務・「スーパー保育士手当」を含む給与40万円で、園長または主任保育士を採用するというもの。同園はこの雇用形態について、保育士の「働き方改革」であると自負している。
従来の常識を打ち破る雇用形態を提示
保育士の仕事は、煩雑な業務が多く、なおかつ労働時間も長い。また、そんな厳しい職場環境にある一方で、年収が一般の職業より低いという問題も解決されていない。保育士の人手不足や、優秀な保育士を育てることができない一番の原因は、こうした状況にあると育正保育園は判断。新たな雇用形態の設定を、決定したという。
同園は、最高の保育と環境を与えたいと考える保護者のための企業主導型保育園。従来の常識を打ち破る雇用形態を提示することで、現役の保育士のみならず、資格や能力があるにも関わらず一線から退いている主婦や、シニアの復帰雇用を促す戦略にもなりうるとしている。
2019年と2020年春に開園
育正保育園が2019年と2020年春に開園するのは、大阪市中央区伏見町と大阪府和泉市に立地する保育園。共に、保育150名・病児保育150名定員の園となる。和泉市においては、保育所が今すぐ必要な家庭に対応すべく、同敷地内に小規模保育園が今年4月に開園する。
同園は、こうした保育園を全国各地に広げて行きたいと考えているという。
(画像は育正保育園の公式ホームページより)
▼外部リンク
保育士の働き方改革 6時間勤務 給与40万円を実現 – @Press
https://www.atpress.ne.jp/news/151162
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