AIで「働き方改革」。SMBC日興証券の社内コンプライアンス業務、AIシステムを導入

2018.01.31
全社的な「働き方改革」の実現に取り組む

株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下「SMFG」)とSMBC日興証券株式会社(以下「SMBC日興証券」)、そして株式会社ネクストジェンの3社は、2018年1月30日、SMBC日興証券の社内コンプライアンス業務に人工知能(AI)システムを導入すると発表した。

SMFGとSMBC日興証券は、業務効率化を通じた全社的な「働き方改革」の実現に取り組んでおり、今回のAIシステム導入もその一環であるという。

業務の効率化を果たすべく、AIシステム導入

SMBC日興証券はこれまでも、社内コンプライアンスの強化に向けて、通話録音内容の確認を実施してきた。しかし、膨大な通話の中から問題となる通話を見つけ出すには、多大な人員と時間を要する。この業務の効率化を果たすべく、今回のAIシステム導入は決定された。

SMBC日興証券に導入されるのは、ネクストジェンの音声認識BPOサービス『U3COGNI』によって、通話音声をテキスト化するシステム。『U3COGNI』は、音声認識エンジンに深層学習型のAIを採用しているため、高い精度でのテキスト変換が可能。BPOサービスのため低コストであり、また必要に応じて音声認識エンジンを交換することも可能となっている。

提供するサービスは更に質の高いもの

『U3COGNI』による通話テキスト化システムの導入で、SMBC日興証券は、問題となる通話を効率良く見つけ出すことが可能となる。コンプライアンス管理業務における「働き方改革」が実現されることで、利用者に提供するサービスは更に質の高いものになることが予想される。

SMBC日興証券への『U3COGNI』導入は、今年3月末までを目処に実施されるという。

(画像はSMFGの公式ホームページより)

▼外部リンク

社内コンプライアンス業務に対するAIシステムを導入 – 株式会社三井住友フィナンシャルグループ
http://www.smfg.co.jp/news/j110118_01.html

記事をシェアする

kakimoto