先生の働き方改革、進展と課題
2018.01.11
株式会社Findアクティブラーナーは、1月10日、教員のためのオンライン学習サイト「Find!アクティブラーナー学校導入版」の導入が、ここ4ヵ月で5倍となり、500校に拡大したと発表した。
2017年9月、TALIS(OECD国際教員指導環境調査)の発表によると、日本の教員は、世界一勤務時間が長い結果。2015年の法定労働時間では、年間1891時間のところ、平均より、200時間以上という調査結果であった。
こうした結果から、昨年12月26日に、林文部科学大臣より、「学校における働き方改革に関する緊急対策」の取りまとめと、教員の働き方改革を進めるための緊急対策が発表された。
各学校において、働き方改革の取り組みが加速している状況のなかで、教員が研修へのスキルアップを行うための、時間の確保がとれないという問題があるとのこと。
教員は研修への意欲は非常に高い。しかし、参加への妨げとなる理由として、「業務スケジュールと合わない」86.4%、「費用が高い」62.1%、「雇用者からの支援不足」59.5%という結果が出ている。
しかし、教員は多忙であっても、効果的な教育活動を求められている。そのなかで、教員のすき間時間においても可能にする、お手頃価格なスキルアップを、学校管理職が提供することが必要であるという。
現在、注目されている「アクティブ・ラーニング」。Findアクティブラーナーは、全国の学校から工夫あふれる授業や、有識者の講義や研修を、オンライン学習サイト「Find!アクティブラーナー学校導入版」で展開。2017年3月に正式リリースから、導入校が急増しているとのこと。
これからも、Findアクティブラーナーは、「学び方が変われば未来(子ども)が変わる」をコンセプトに、必要となる学びを、オンラインで、簡単で簡潔に届けていくことを目指していく。そして、教員の働きやすい環境づくりをサポートしていくとしている。
(画像はPR TIMESより)
▼外部リンク
PR TIMES
https://prtimes.jp/
おすすめの記事
医療AIによる病院人事システムが厚生労働省のAIホスピタル推進事業に採択
2024.05.05 - 働き方改革