老年学を活用。「60歳新入社員研修」、2018年1月より2017年までの事例を公開

2017.12.24
「産業ジェロントロジー」を活かして開発

株式会社自分楽は、同社が実施している『60歳新入社員研修』における2017年までの事例を、同社ホームページにて2018年1月7日より紹介を開始する。

自分楽は、企業研修を展開している企業。『60歳新入社員研修』は、同社が「産業ジェロントロジー(老年学)」を活かして開発したもの。

シニア向けキャリア教育の重要性

2013年4月、企業に65歳までの雇用を義務付ける「改正高年齢者雇用安定法」が導入された。しかし、企業側がシニア社員の能力を活かせず、それによりシニア社員自身もモチベーションも下がり、結果として次世代に悪い影響を与えている現場は多いと、自分楽は考える。

こうした状況を憂慮した同社は、東京都内の大手製造業へヒアリングを実施した。その結果、シニア向けのキャリア教育は、「ライフデザインセミナー」と称した健康・年金・生きがいの講義が1日あるだけとわかったという。シニア向けキャリア教育の重要性を認識した同社は、創業時から持つ「産業ジェロントロジー」のノウハウを活用し、『60歳新入社員研修』を開発。シニア社員が活躍できるよう、取り組みを続けている。

「60歳新入社員」という考え方を推進

自分楽の『60歳新入社員研修』は、転職・起業者のシニアではなく、「継続雇用者」のシニアを対象としている。延長はやり直しではなく、新しいスタートであると前向きに捕らえ、「60歳新入社員」という考え方を推進。高齢者になっても伸びるとされている「結晶性知能」の活用、介護との両立の仕方、健康管理などをレクチャーするという。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社自分楽
http://jibungaku.com/

事例で紹介 産業ジェロントロジーを活かしたシニアのキャリア開発 – 共同通信PRワイヤー
https://prw.kyodonews.jp/opn/release/201712169156/

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石藤明人
石藤明人