胡蝶蘭の自社栽培で、障がい者の法定雇用率を達成。新会社、A&A株式会社の提案

2017.11.18
慶弔の花を自社栽培へと切り替える

NPO法人AlonAlonとアートグリーン株式会社は、障がい者雇用を促進する新会社としてA&A株式会社を設立したと発表した。

A&Aは、障がい者法定雇用率を達成すべく慶弔の花を自社栽培へと切り替える企業を、サポートするために設立された新会社。同社は現在、胡蝶蘭の自社栽培を行う企業を募集している。

経済的自立が期待

役職就任やオフィスの移転・竣工といった際で用いられる「祝い花」は、胡蝶蘭がいわゆる「定番」となっている。A&Aはこの「祝い花」について、「生花店での購入」から「障がい者社員による自社栽培」に切り替える提案を行う。

AlonAlonは本年9月、障がい者の手で胡蝶蘭を栽培する温室を、千葉県富津市に開設した。A&Aは、この温室に併設する形で栽培拠点を設け、人材紹介から栽培スペース賃貸、苗の販売や栽培指導など、トータルでサポートを行う。胡蝶蘭の栽培技術を身につけた障がい者は、契約先企業に社員として雇用されることで、経済的自立が期待できると、同法人は考えている。

障がい者の雇用促進による将来不安の解消

2016年の時点で、障がい者の法定雇用率を達成している企業は48.8%とされている。この数字は、障がい者にどのような職場を提供すればよいのかについて、企業がノウハウを持たないためとAlonAlonは考える。

新会社A&Aは、胡蝶蘭の自社栽培推進により、障がい者の雇用促進による将来不安の解消と、施設従業員の待遇改善を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

A&A株式会社
https://www.alon-alon.org/a_and_a

胡蝶蘭で障がい者雇用を促進する会社が誕生 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000028163.html

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kakimoto