企業が男性の育児休業を考える時代、日本初「イクメン訓練校」スタート

2017.11.10
育児休暇取得率は3%程度

11月8日、株式会社ヴォルテッジは、イクメン管理職を育てる訓練校を11月より開校したと発表した。

育児休業を希望する男性の割合は68.9%。しかし、実際の育児休暇取得率は3%程度である。育児休業を取りたくてもできない現状があるという。

ヴォルテッジは、イクメン意識をつける取り組みとして、「イクメン管理職」の訓練校と通し、男性の育児休業取得の推進および、働きやすい職場づくりが必要とし、「男は仕事、女は家庭」という企業風土を変える必要があると考える。

日本初「イクメン訓練」

イクメン訓練の授業は、赤ちゃんのおむつ交換、抱き方、沐浴など、日常に必要なパパの役割から、家事分担の割合チェックとテストで、女性の家事負担を減らし、イクメン意識をつける内容。その他も、男性育児休業についての指導などがある。

仕事一筋だった企業の男性を、「イクメン管理職」へ育てる授業内容となっている。

企業が男性の育児協力を考える時代

年々、未婚・晩婚・少子化が進み、深刻な社会問題になっている。現在、50歳で既婚歴のない男性は、5人に1人。女性は10人に1人である。

また、離婚率も増加。現在、結婚しても3組に1組が離婚している。さらに、産前産後の夫婦間でのミスコミュニケーションや、産後2年間の不安定な女性の時期である産後クライシスが、離婚の原因であるという。

ヴォルテッジは、日本社会が女性の活躍推進に伴い、男性の育児協力は必要不可欠。これからは企業が、従業員の結婚や子育てのライフワークをチームで考える時代になったと考えている。

(画像はPR TIMESより)

▼外部リンク

PR TIMES
https://prtimes.jp/

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