厚生労働省、無料の電話相談「過重労働解消相談ダイヤル」を実施

10月28日、全国8労働局で相談に対応

2017年10月26日、厚生労働省は、10月28日に、都道府県労働局の職員による無料電話相談「過重労働解消相談ダイヤル」（以下、同相談）を実施すると発表した。

同相談は、「過重労働解消キャンペーン」（以下、同キャンペーン）の一環として行うもので、過重労働をはじめ、労働問題全般にわたって相談を受け付け、労働基準法や関係法令の規定・考え方の説明、あるいは相談者の意向を踏まえた管轄の労働基準監督署への情報提供・関係機関の紹介など、相談内容に合わせて対応する。

匿名での相談も可能で、北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・香川・福岡の8労働局で対応し、フリーダイヤルは、全国どこからでも、携帯電話やPHSからも無料で利用可能だ。

相談結果は、11月中旬頃に公表する予定。

なお、昨年度は、712件の相談が寄せられ、内容は、長時間労働・過重労働について340件、続いて賃金不払残業が305件の順で多かった。

「過重労働解消キャンペーン」の概要

同キャンペーンは、2014年11月に施行された「過労死等防止対策推進法」により実施されるもので、過労死等の一つの要因である長時間労働の削減等、過重労働解消に向けて集中的な周知・啓発等を行う。

また、同キャンペーン期間中に、労使の主体的な取組の促進、労働局長によるベストプラクティス企業への職場訪問、重点監督、電話相談等の取組を実施する。

なお、労働相談や情報提供は、平日の開庁時間に都道府県労働局または労働基準監督署で、あるいは労働条件相談ほっとライン（月～金は17：00から22：00、土・日は10：00から17：00）や労働基準関係情報メールでも受け付けている。

（画像はプレスリリースより）

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