10月は「年次有給休暇取得促進期間」。厚生労働省、広報活動を展開中
2017.10.08
集中的な広報活動を行う厚生労働省
厚生労働省は、10月2日、『年次有給休暇取得促進期間』についてのプレスリリースを発表した。
同省は、本年より10月を『年次有給休暇取得促進期間』として、全国の労使団体に対する周知依頼やインターネット広告の実施など、集中的な広報活動を行っている。今回のプレスリリースも、その一環として発表されている。
法律で定められた労働者に与えられる権利
年次有給休暇は、法律で定められた労働者に与えられる権利。正社員やパートタイムなどの区分に関係なく、半年間継続して雇用され、全労働日の8割以上を出勤した全ての労働者に付与される。
しかし、2015年における年次有給休暇は、48%に留まった。厚生労働省の調査によると、約3分の2の労働者が年次有給休暇の取得にためらいを感じているためだという。こうした状況を受けて、『年次有給休暇取得促進期間』は設定された。
労使において検討が進むよう、周知に努める
10月は、次年度における年次有給休暇の計画的付与について、労使間で話し合いを始める前の時期にあたる。計画的付与制度は、年次有給休暇の付与日数のうち5日を除いた残りの日数について、労使協定を結べば計画的に取得日を割り振れる制度。
このタイミングに合わせる形で厚生労働省は、『年次有給休暇取得促進期間』を10月に設定。労使において検討が進むよう、周知に努めている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
10月は「年次有給休暇取得促進期間」です – 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000179301.html
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