石川労働局、「自己都合退職」相談が過去最多に
2016.07.08
「自己都合退職」相談、やめたいのにやめられない!?
平成28年6月28日、石川労働局は、平成27年度の「個別労働紛争解決制度」及び「雇用均等関係法令」の施行状況について取りまとめ、公表した。
これによれば、平成27年度に寄せられた自己都合退職に関する相談は4年連続で増加しており、過去最多の487件に上った。相談内容で15.8%を占めた。
自己都合退職に関する相談は主に「退職を申し出たのに、辞めさせてくれない」といった内容であるという。労働局によれば、昨年の北陸新幹線の開業後、飲食や小売業を中心に人手不足の影響で、従業員の退職希望に応じないケースが増えた模様。
いじめ・嫌がらせ根強く、労働相談増加傾向か
また、いじめや嫌がらせに関する労働相談も過去最多の692件に上り、これも4年連続で増加した。相談内容としても最も多く、実に22.5%を占めた。
全体の相談件数は前年から114件増加し、7,071件に上った。その内、労働者個人と企業との間の民事的内容に関する紛争は2,530件だった。
このほか、労働局長の助言、指導の受付件数が大幅に減少し、前年比41.4%減の126件であったという。
▼外部リンク
石川労働局 新着情報
http://ishikawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp.pdf
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