スタートライン、珈琲焙煎を通じた障がい者雇用支援「BYSN」を開始

2022.02.24
新潟県三条市にて第1の拠点が開設予定

株式会社スタートラインは、2022年2月21日、ロースタリー型障がい者雇用支援サービス『BYSN』の提供を開始すると発表した。

同社は、障がい者の採用と定着を重視する形でサテライトオフィスサービス運営などを手がける企業。『BYSN』は、珈琲の焙煎業務を行う雇用支援サービスであり、同年秋頃に新潟県三条市にて第1の拠点が開設予定となっている。

企業就労として珈琲の焙煎業務を行う

障がい者法定雇用率の引き上げにより民間企業での障がい者雇用は推進され、特に精神障がい者の雇用は進んだ。しかしその一方で、日本の障がい者約1000万人の中で雇用されているのは約60万人に留まり、1年定着率は50%に届かない。労働現場での障がい者に対する理解は、未だ浸透しているとは言い難い状況となっている。

こうした状況を改善すべく、『BYSN』は提供される。同サービスにおいて障がい者は、福祉的就労ではなく企業就労として珈琲の焙煎業務を行う。施設には支援のプロフェッショナルである同社スタッフが常駐し、1年定着率を80%まで引き上げる効果的な支援を提供するとしている。

2024年までに約100名の雇用創出を目指す

『BYSN』において利用企業は、同サービスの施設内に構えた企業ごとの拠点にて障がい者を直接雇用することになる。生産された珈琲は企業のノベルティや福利厚生として利用でき、また珈琲をきっかけとするコミュニケーションや価値観の拡大も可能となっている。

同社は今後、障がい者雇用の課題を抱える企業に向けて『BYSN』を提案し、2024年までに約100名の雇用創出を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ロースタリー型障害者雇用支援サービス『BYSN』提供開始のお知らせ – 株式会社スタートライン
https://start-line.jp/topics/5320/

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