東京都、多摩地域の宿泊施設を活用したサテライトオフィスの提供を拡充

2021.02.17
1日当たりの提供室数、計200室にまで増加

東京都は、2021年2月15日、多摩地域の宿泊施設を活用したサテライトオフィスの提供事業において、提供室数の拡充を実施した。

この事業は、都内在住・在勤者に向けて安価でサテライトオフィスを提供すべく実施されているもの。同日より事業の対象となる宿泊施設は10施設となり、1日当たりの提供室数は計200室にまで増加している。

「出勤者数の7割削減」を目指す都

今般のコロナ禍を受けて東京都は、感染の拡大防止と事業活動の両立を企図した。そのための施策として、テレワークの強力な推進が有効であると判断。緊急事態措置が再発出された2021年1月8日からの1ヶ月を『テレワーク緊急強化月間』と定め、「週3日・社員の6割以上」のテレワーク実施を事業者に呼びかけてきた。

この取り組みにおいて「出勤者数の7割削減」を目指す都は、中小企業制度融資の優遇措置を充実させるなど、様々な形で後押しも実施。その一環として、多摩地域の宿泊施設を活用したサテライトオフィスの提供事業も開始された。同事業は開始当初、対象宿泊施設は5施設、1日当たりの提供室数は計100室だった。この提供室数が今回、大幅に拡充されることとなっている。

1日1室500円でサテライトオフィスを提供

同事業では、都内在住・在勤(個人事業主を含む)者に対して、1日1室500円(税込み)でサテライトオフィスが提供される。利用可能時間帯は原則9時から19時までとなっており、利用に際しては原則利用希望日の前日までに対象施設に予約を行う。期間は、2021年2月15日から同年3月20日までと定められている。

東京都は同事業について、新たなテレワークの場としての活用を呼びかけている。

(画像は東京都の公式ホームページより)

▼外部リンク

多摩地域の宿泊施設を活用したサテライトオフィスを提供します(第1630報) – 東京都
https://www.metro.tokyo.lg.jp/

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kakimoto