障がい者雇用に取り組むテイクアンドギヴ・ニーズ、JICA視察団を受け入れ

2020.02.04
就労する様子を見学したJICA視察団

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズは、2020年1月30日、同社運営施設の青山迎賓館にて国際協力機構(JICA)視察団の受け入れを実施したと発表した。

テイクアンドギヴ・ニーズは、全国にてウェディングプロデュースを手がけ、2007年からは、障がい者雇用にも取り組んでいる。JICA視察団は今回、障がいを持つ従業員が同社にて就労する様子を見学している。

80%超という高い定着率を実現

テイクアンドギヴ・ニーズでは現在、28名の障がい者が社員として勤務している。重度の知的障がい者や身体障がい者が中心であり、それぞれの障がい特性に合った業務や生活上のサポートを同社は実施。28名は主に、東京都内で運営する結婚式場において清掃業務および調理業務を担当しているという。

障がい者雇用において同社は、「行動援護従事者」「同行援護従事者」といった資格を取得したスタッフを配置。また、日常業務以外の経験や学びの機会も提供することで、80%超という高い定着率を実現した。昨今は、企業・団体の視察や特別支援学校生のインターンシップ受け入れを多数実施している。

多様な人の心や人生を豊かにできる企業活動

JICAの視察プログラムは、同機構が「地域活動としての知的・発達障がい者支援」として行っているもの。テイクアンドギヴ・ニーズの視察は2020年1月27日に実施され、アジア・南米他12か国から14名の行政官やNGO職員などが参加した。参加者は、見学を通じて障がい者雇用への理解を深めたという。

テイクアンドギヴ・ニーズは今後も、多様な人の心や人生を豊かにできる企業活動を展開するとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

国際協力機構視察団が青山迎賓館を訪問 – 株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
https://pdf.irpocket.com/C4331/xFFN/x5eg/kiai.pdf

記事をシェアする

kakimoto