新京成電鉄とエスプールプラス、「わーくはぴねす農園」を千葉県八千代市にて開園

2019.09.02
雇用創出を目的とするソーシャルファーム

新京成電鉄株式会社は、2019年8月27日、障がい者の雇用創出を目的とするソーシャルファーム『わーくはぴねす農園』を、千葉県八千代市にて同年9月に開園すると発表した。

『わーくはぴねす農園』は、障がい者雇用支援サービスを提供する株式会社エスプールプラスと新京成電鉄が、双方の強みを生かす形で開園する企業向け貸し農園。新京成電鉄は、同社所有の土地をエスプールプラスへ賃貸すると共に、移動手段として特別価格でのバス運行も行う。

「1人でも多くの障がい者雇用を創出する」

エスプールプラスは、2010年より『わーくはぴねす農園』の運営を手がけている。「1人でも多くの障がい者雇用を創出し、社会に貢献する」を企業理念とする同社は、同農園を日本各地に展開し、約1400人の障がい者が企業にて就労するに至った。また農園を利用する企業も、現在は約240社にまで増加している。

新京成電鉄は、エスプールプラスのこうした理念および活動に共鳴し、企業としてできることを検討。結果、所有する土地を有効活用することが賢明であると判断し、八千代市での『わーくはぴねす農園』開園に至った。新京成電鉄は同農園について、土地の賃貸提供および特別価格のバス運行を実施すると共に、井戸の設置や求人広告の貼り出しといった形でも協力を行う。

社会的にも大きな意義がある農園になると期待

日本には現在、約90万人の知的障がい者が存在しているが、その中で企業に就労している者の割合は12%に留まるという。一方、障がい者雇用促進法の法定雇用率は2.3%へと引き上げられる予定であり、企業は障がい者雇用をさらに増やすことが求められるようになる。

こうした状況において新京成電鉄とエスプールプラスは、『わーくはぴねす農園』が社会的にも大きな意義がある農園になると、期待している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

障がい者の雇用創出を目的とした企業向け貸し農園が開園 – 新京成電鉄株式会社
https://www.shinkeisei.co.jp/topics/2019/15414/

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