勤務時間に自由研究。エッジAIのスタートアップ企業・エイシング、「ゼミ制度」開始へ

2019.08.12
研究に勤務時間の一部を充てることができる

株式会社エイシングは、2019年8月22日、社内から新たなイノベーションを生み出すための新制度『ゼミ制度』を開始する。

同社は、エッジAIのスタートアップ企業。今回開始される『ゼミ制度』では、社員が自身で選んだテーマの研究に勤務時間の一部を充てることができるという。

AIにとって研究活動は、その重要な母体

エッジAIは、情報処理をエッジ(利用者の近くにある機器)側で実行するAIであり、近年ニーズが急速な高まりを見せている。エイシングは、このエッジAIを研究・開発する岩手大学発のベンチャー企業。機器側で自律学習・予測が可能なAIアルゴリズム「ディープ・バイナリー・ツリー(以下「DBT」)」の提供も、手がけている。

同社は、AI分野におけるイノベーションにとって、研究活動はその重要な母体になると考える。実際に同社では、社員による独自研究の成果として、新たなAIアルゴリズム開発に成功した実績もあるという。こうした経緯から、社員が自身で選んだテーマについて研究を行う『ゼミ制度』は、発足に至った。

社外からの参加者募集も検討

エイシングの『ゼミ制度』では、大学の研究室で行われるゼミと同様、研究およびその発表・議論を行う場が設けられる。8月22日の時点では社内制度として開始される予定だが、今後はオープンな環境でのイノベーション促進も図るべく、社外からの参加者募集も検討するという。

同社は今後も、『ゼミ制度』を活用した研究開発の促進や独自技術の提供により、「インダストリー4.0(第四次産業革命)」を牽引するとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

勤務時間の一部を自身の選んだ研究テーマに充てられる「ゼミ制度」を開始 – 株式会社エイシング
https://aising.jp/news/235/

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kakimoto