ベルシステム24、就業規程「配偶者」の定義に、同性婚・事実婚パートナーを記載

2019.08.08
「慶弔見舞」「育児・介護休業」に関する規則を改定

株式会社ベルシステム24ホールディングスは、2019年8月6日、同性パートナーおよび事実婚パートナーを持つ社員を対象として人事労務規程を改定したと発表した。

この改定では、同社の就業規程に記載されている「配偶者」の定義に、「同性パートナー」および「事実上婚姻関係と同様の事情にある者」を追加。この追加に伴って、「慶弔見舞」や「育児・介護休業」に関する規則なども改定される。

2011年にタイバーシティへの取り組みを開始

ベルシステム24は、日本国内で初めてとなる本格的なコールセンターサービスを、1982年に開始した。以来、30年以上にわたって同社は、コンタクトセンターアウトソーシング事業を展開。「消費者との対話力」およびそれをサポートする「テクノロジー」を長年にわたり培い、企業と消費者の接点における新たな価値を創出し続けている。

同社は2011年、タイバーシティへの取り組みを開始した。この取り組みの一環として、女性活躍機会の創出や男性の育休取得促進、また性別や事情に関わらず全ての従業員が利用できるモバイルワークを推進。また、LGBTへの差別解消や理解促進のための施策にも取り組んでいる。

法律上の婚姻関係の有無は問われない

今回同社が実施した人事労務規程の改定によって、多様なパートナー関係を持つ社員の「転勤・海外勤務」「介護休業」「育児休業」「慶弔見舞」などに関する処遇が、改善されることなる。処遇にあたり、法律上の婚姻関係の有無は問われない。

同社は今後も、「多様な人材が、楽しく、安心して働ける、人に優しい職場(コミュニティー)の創出」という企業理念を掲げ、環境の整備に取り組むとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

同性パートナーおよび事実婚パートナーを持つ社員を対象に人事労務規程を改定 – 株式会社ベルシステム24ホールディングス
https://www.bell24hd.co.jp/

記事をシェアする

kakimoto