ヒューマンライフケア、2019年度「介護講師派遣事業」を受託

2019.07.16
介護に精通した講師を企業などに無料で派遣

ヒューマンライフケア株式会社は、2019年度『介護講師派遣事業』を東京都社会福祉協議会より受託したと発表した。

同社は、ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社であり、介護事業などを展開する企業。『介護講師派遣事業』は、介護に精通した講師を企業などに無料で派遣する事業であり、東京都が実施している。

介護職員数の不足が深刻な東京都

2025年は、いわゆる「団塊世代」が75歳以上を迎える年であり、介護を必要とする者の増加が見込まれている。しかし東京都内では、介護職員数の不足が深刻化。2025年度の時点で、職員数は約3万5000人が不足するとも言われている。

介護職員数の不足は、介護や看護のために離職する勤労者の増加も招く。総務省の調査によると、年間約10万人が、仕事と介護の両立を不可能と判断して離職しているという。

『介護講師派遣事業』は、こうした状況に対応すべく開始された。介護に関する研修を求める企業に対して、介護講師を無料で派遣することにより、仕事と介護の両立支援および介護施設における人材確保を図っている。

社会課題の解決に向けて事業を展開

同事業では、研修実施する企業において「退職後の仕事」として介護職を検討する社員がいる場合、介護の仕事を紹介する研修を実施。就職を希望する研修受講者に対しては、就職支援も実施する。仕事と介護の両立支援に関する研修や、介護予防に関する研修も行われる。

ヒューマンライフケアは今後も、介護に関する社会課題の解決に向けて事業を展開するとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ヒューマンライフケア、東京都の企業への無料介護講師派遣事業を受託 – ヒューマンホールディングス株式会社
https://www.athuman.com/news/2019/190711_hlc_tokyokaigo/

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