転職希望者の56.0%、AI採用が適切なのは「書類選考まで」。ワークポート調べ

2019.03.25
全国の転職希望者300人を対象として調査

株式会社ワークポートは、「AI採用」についてアンケート調査を実施し、その結果概要を2019年3月22日に発表した。

同社は、総合転職エージェントとして人材紹介サービスを展開している企業。同調査は、同社を利用した全国の転職希望者300人を対象として、実施されている。

81.3%が、AIによる選考を受けたことがない

同調査ではまず、AIによる選考を受けたことがあるかどうかを訊ねている。結果は、81.3%が「いいえ」と回答。企業側がAIによる選考を公表していない可能性を留保しつつも、実際にAI選考を経験した人は2%程度に留まると、ワークポートは考察している。

採用活動にAIを導入する際、どの段階までが適切だと思うかについても、同調査では質問している。回答で最も多かったのは、56.0%の「書類選考まで」となった。理由としては、「公平な審査が行われると思う」「担当者の負担を減らせる」といった声が寄せられている。一方、面接以降については「AIではなく人同士で行うべき」という意見が多く上がった。

「AI採用を経験したことがないため、判断がつかない」

同調査では、「採用活動にAIを導入していることで、その企業への志望度は変化するか」という質問も行われた。結果は、64.0%が「変わらない」と回答。理由としては「選考方法は、企業への志望度に直接的には影響しない」という声も多く寄せられたが、「AI採用を経験したことがないため、判断がつかない」という意見も散見された点も、同社は注目している。

企業が採用にAIを導入する場合は、転職希望者側のメリットも打ち出しながら不安を取り除く必要があると、同社はまとめている。

(画像はプレスリリースより)
(ワークポート調べ)

▼外部リンク

全国の転職希望者を対象に「AI採用」について調査を実施 – 株式会社ワークポート
https://www.workport.co.jp/corporate/677.html

株式会社ワークポート ホームページ
https://www.workport.co.jp/

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