障がいのある従業員が発行。地域新聞社の社内報「さつまいも通信」、3年目に突入

2019.01.16
障がい者雇用への理解促進を目的として

株式会社地域新聞社は、2019年1月10日、障がいのある従業員が作る同社の社内報『さつまいも通信』について、発行が3年目に突入したと発表した。

同社は、関東1都4県にて毎週約300万部のフリーペーパーを発行している企業。『さつまいも通信』は、ADHDの特性がある同社従業員が、障がい者雇用への理解促進を目的として、2016年10月より毎月発行している。

仲間に同じ苦労をしてほしくない

『さつまいも通信』の発行を担うのは、同社人事総務部に所属するI氏。前の職場では障がい者枠ではなく一般枠で働いていたI氏は、結果として大変な苦労を経験。仲間に同じ苦労をしてほしくないと考え、障がいに対する理解の大切さを伝えるべく社内報『さつまいも通信』の創刊に至った。

『さつまいも通信』では、ADHDなどの障がいの特性や障がいについての「あるある話」や、周囲の対処法、また障がい者と接する時の注意点などを、社内に向けて配信している。反響は大きく、I氏は社外から講演を依頼されることもあるという。

働きやすい環境を広げていく活動

発行3年目に突入した『さつまいも通信』は、I氏と同じ障がいのある女性社員が編集メンバーに加わり、人事総務部メンバーと協力しながら発行を続けている。I氏は今後、社外にも障がい者雇用に関する情報を発信し、働きやすい環境を広げていく活動ができればと考えているという。

地域新聞社は今後も、働きやすい職場づくりを目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

障がいのある従業員が作る社内報『さつまいも通信』が3年目に突入 – 株式会社地域新聞社
https://chiikinews.co.jp/20190110-1/

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