「おもてなし」AIシステム化、NEDO「AIシステム共同開発支援事業」に採択

2018.07.15
『飲食店におけるおもてなしのシステム化』

株式会社リノシスは、2018年7月11日、同社の『AIを活用した飲食店におけるおもてなしのシステム化』事業が、平成29年度『AIシステム共同開発支援事業』に採択されたと発表した。

『AIシステム共同開発支援事業』は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が公募していたもの。

深刻化する一方の人手不足

昨今、人手不足は深刻化する一方であり、飲食企業においては店舗運営に支障をきたすのみならず、人件費高騰による収益性の大幅な悪化も招いている。飲食業全体の倒産件数も、2017年は前年比で2割増に達した。このままでは、業界全体が立ち行かなくなる恐れもある状況となっている。

こうした状況においてリノシスは、「データとモバイルの活用による収益性の改善」「空気を読むAIによるおもてなしのシステム化」「一流のシェフの技を再現する自動調理技術の開発」に取り組むことで、飲食・小売業界の企業を支援。業界の持続的成長を目指している。

「おもてなし」の海外展開も見据えた事業

『AIを活用した飲食店におけるおもてなしのシステム化』は、習熟度の低いスタッフでも「おもてなし」を実現できるようサポートを行うと同時に、「おもてなし」の海外展開も見据えた事業。同事業を採択したNEDOの『AIシステム共同開発支援事業』は、ベンチャー企業のAI技術開発促進などを目指して実施されている。

リノシスは、今回の採択を足がかりとして、人手不足問題を解決すべく研究開発を進めるとしている。

(画像はリノシスの公式ホームページより)

▼外部リンク

「AIを活用した飲食店におけるおもてなしのシステム化」のNEDO公募事業における提案採択のお知らせ – 株式会社リノシス
https://www.renosys.co.jp/

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