人手不足に対応。大阪王将、「次世代大阪王将」モデル出店を10月開始

2018.05.31
省力化と効率化を図る店舗モデル『次世代大阪王将』

イートアンド株式会社は、2018年5月28日、人手不足に対応した『次世代大阪王将』モデルでの出店を本年10月よりスタートすると発表した。

同社は、餃子専門店『大阪王将』を主力業態とする企業。『次世代大阪王将』は、テクノロジーの駆使により省力化と効率化を図る店舗モデルとなっている。

テクノロジーを駆使して「職人レス」店舗を構築

もはや社会現象とも言い得る昨今の人手不足は、外食産業の店舗運営においては「直撃」と呼ぶに相応しい状況を生んでいる。採用に関する費用は年々高騰し、店舗運営コストも増大しているため、出店を見送るケースや閉店に追い込まれるケースも多い。こうした現状を受けてイートアンドは、状況を打破する業態構築が必要であると判断。『次世代大阪王将』モデルの開発に至った。

同モデル開発にあたり同社は、『大阪王将』の店舗人件費を分析。厨房人件費の20.9%が仕込作業であることがわかったため、2017年度よりカット野菜等の導入など「包丁レス」「仕込レス」の取り組みを開始していた。『次世代大阪王将』モデルでは、さらにテクノロジーを駆使して「職人レス」店舗を構築。省力化により店舗運営の効率化を図るとしている。

レシピのIT化と多言語化も併せて検証

『次世代大阪王将』モデルは、2017年9月より同社直営店にて検証が開始され、人件費6%~8%の削減を実現したという。同社はまた、国人の積極採用および戦力化に向けて、レシピのIT化と多言語化も併せて検証。本年10月より、加盟店舗でのモデル出店を開始するとしている。

イートアンドは、2019年9月に迎える「大阪王将50周年」に向けて、『次世代大阪王将』モデルの確立を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

人手不足に対応!“テクノロジー”を駆使した大阪王将「次世代大阪王将」モデルがついに完成! – イートアンド株式会社
https://www.eat-and.jp/news/detail.php?id=2721C72

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石藤明人
石藤明人