パソナ「生涯キャリア支援協会」発足、生涯現役の社会を目指す

2018.04.20
人生100年時代、年齢を超え学ぶチャンス

4月16日、株式会社パソナのパソナキャリアカンパニーは、「生涯キャリア支援協会」を発足。厚生労働省において、認可および指定を受け、国家資格である「キャリアコンサルタント」の人材育成を実施すると発表した。

また、「100年キャリア講座(国家資格キャリアコンサルタント養成・更新講習)」を7月4日から提供していくとのことである。

「キャリアコンサルタント」の資格は、2016年4月から国家資格となった。2024年までに、厚生労働省は資格保有者10万人を目指すという養成計画を考え、人材育成の推進をしている。

この先の将来を、人生100年時代と見据え、年齢に限らず、新たな学ぶチャレンジを可能にする社会の実現が求められているとしている。

国家資格「キャリアコンサルタント」の期待

パソナキャリアカンパニーは、若年から高年齢者に至る幅広い層に、人材紹介やキャリア支援サービスを展開している。

企業・組織への転職にとどまらず、独立し起業を目指す人材や、育児・介護と仕事の両立を目指す人材など、働く状況や環境に合わせ、ダイバーシティを配慮した多様なキャリアコンサルティングを行ってきた。

現状のキャリアコンサルタントは、個々の相談に関係する役割のみだけではないという。働き方改革や人生100年時代構想の担い手として、組織や社会への働きかけ、学習、ネットワーク形成など、今後の役割が期待されている。

生涯現役の社会を目指す

そこで、パソナキャリアカンパニーは「生涯キャリア支援協会」を発足し、これまでのノウハウを活かすという。

一人ひとりにおいてキャリア形成支援を行い、ビジネスやソーシャルワークなどの実践的な知識、ネットワークを用いた「人へ、組織へ、社会へ」働きかけるキャリアコンサルタントの育成を行うとのこと。

また、国家資格「キャリアコンサルタント」の受験資格として、必要である「養成講習」や「更新講習」を実施。通信講座(eラーニング)や、翌年以降には通学講座の開催地を増やし、全国での人材育成を行う予定。

そして、年齢を問わず、活躍できる「生涯現役社会の実現」を目指していくとしている。

(画像は株式会社パソナより)

▼外部リンク

株式会社パソナ
https://www.pasonagroup.co.jp/

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