看護師は本当に「高収入」なのか。クイック、看護師の年収について最新データ発表

2018.03.27
『平成29年賃金構造基本統計調査』から分析

株式会社クイックは、2018年3月22日、同社運営の看護師専用コミュニティサイト『看護roo!(カンゴルー)』において、看護師の年収についての最新データを発表した。

このデータは、厚生労働省が同年2月28日に公表した『平成29年賃金構造基本統計調査』の結果から、「看護師」に焦点を絞って分析した結果として発表されたもの。

実際の年収は平均をやや下回る

クイックが行った今回の発表によると、看護師の平均年収は478万2700円となっている。労働者全体の平均年収は491万1500円には、わずかに届かない結果となった。社会的意義の高さに加えて「年収・給料が高い」というイメージが魅力になっている看護師だが、実際の年収は平均をやや下回っている。

しかし、女性労働者全体の平均年収は377万8200円であり、この額からは100万円ほど上回ることになった。「女性の中では高給」という側面が、看護師について「高収入」のイメージを形成していることがうかがえると、クイックは考察している。

「20代~30代前半の平均年収が相対的に高い」

同データについてクイックは、年齢別の分析も行っている。

「20-24歳」の看護師の平均年収は、389.0万円となった。労働者全体はで314.9万円、女性全体では297.0万円であり、大きく上回っている。しかし、女性一般と同様に看護師も賃金上昇カーブは緩やかであるため、「20-24歳」で労働者全体と逆転する。

「20代~30代前半の平均年収が相対的に高い」という点もまた、看護師のイメージに大きく影響していると、クイックは考察している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

平均年収478万円!看護師の給料データを大調査【2018年版】 – 看護roo!
https://www.kango-roo.com/sn/a/view/306

ナースの平均年収・給料の実態を分析、”高給イメージ”とのギャップが浮き彫りに – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

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