安定して働くことが可能に。ファンケルは、契約社員971名を「地域限定正社員」へ

2018.01.12
契約社員の処遇を改善すべく実施

株式会社ファンケルは、2018年1月10日、店舗での契約社員の雇用区分を本年4月より廃止し、新たに「地域限定正社員」を設けると発表した。

この措置は、契約社員の処遇を改善すべく実施されるもの。同社の直営店舗にて働く契約社員971名(2017年12月末時点)は、この措置により「地域限定正社員」となる。

店舗スタッフの65%を占める「店舗契約社員」

ファンケルは、多くの女性が化粧品による肌トラブルに悩まされていた1982年、世界初の「無添加化粧品」を完成させたことから誕生した。以来、同社は“世の中の不安や不便などの「不」を解消したい”という想いに根ざして、事業を展開。 栄養補助食品を「サプリメント」という言葉と共に世の中へ定着させるなど、高付加価値商品を送りだし続けている。

現在、商品販売の職業有効求人倍率は上昇傾向にあり、人材不足が懸念されている。同社は、従業員が長く安心して活躍できる環境の整備に加えて、採用競争力強化のためにも、新しい雇用区分の設置が必要であると判断。店舗スタッフの65%を占める「店舗契約社員」を「地域限定正社員」に切り替える措置の実施を決めたという。

原則として転居を伴う異動がない「地域限定正社員」

今回新設されるファンケルの「地域限定正社員」は、原則として転居を伴う異動がない。そのため、担当する地域で安定して働くことが可能となっている。また、雇用期間が有期から無期になるほか、賞与の支給ルール改定や休日日数増加など、処遇も改善されるという。

ファンケルは今後も、人事制度を充実させると共に、利用者が満足できる店舗作りを進めるとしている。

(画像はファンケルの公式ホームページより)

▼外部リンク

店舗スタッフ向け雇用区分「地域限定正社員」を新設 – 株式会社ファンケル
http://www.fancl.jp/

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kakimoto