福岡・三好不動産、従業員に対する奨学金返還の負担軽減制度を実施
2017.10.27
返還中の新卒従業員に対し、返還額の50%を支給
株式会社三好不動産は、10月20日、一般従業員に対する奨学金返還の負担軽減制度を実施すると発表した。
同社は、福岡市にて不動産管理を手がける企業。今回実施される制度は、学生時代に給付を受けた貸与型奨学金の返還義務を負う新卒従業員に対し、返還額の50%を支給するというもの。
新卒従業員の約半数が奨学金利用者
近年、大学の学費が高騰を続ける一方で世帯年収は減少の一途を辿り、家計からの仕送り額は今や過去最低レベルにまで落ち込んでいる。学生の多くは進学のため奨学金に頼らざるを得ず、約半数の学生が奨学金制度を利用しているともいわれる。三好不動産においても、新卒従業員は約半数が奨学金利用者だという。
奨学金利用者は、およそ40歳まで奨学金の返還義務を抱えることになり、金銭的にも精神的にも大きな負担となる。こうした状況に対して三好不動産は、学生までの経済環境は本人の責任とはいい難いものがあると判断。社会人として経済的な余裕がない時期の奨学金返還について、従業員に対して支援を行うことを決定したという。
働きやすい環境の提供を続ける
今回三好不動産が実施する奨学金返還の負担軽減制度は、新卒入社10年未満の正社員を対象とする。貸与型の奨学金であることが条件であり、支給金額は2万円を上限として毎月の返還額の50%。入社10年となったタイミングで、給付は終了される。
三好不動産は今後も、従業員に対して働きやすい環境の提供を続けるとしている。
(画像は三好不動産の公式ホームページより)
▼外部リンク
一般従業員に対し 奨学金返還の負担軽減制度を実施 – 株式会社三好不動産
http://www.miyoshi.co.jp/uimg/press.pdf
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