西友、1階が店舗、2 階がネットスーパー専用フロアという新形態のハイブリッド型店舗誕生!

2016.06.09
西友、ネットスーパー需要に応えた新型店舗オープン!

平成28年6月7日、合同会社西友(以下「西友」)は、1階に実店舗、2階にネットスーパー専用フロアを設けることでインターネット販売への対応力を高めた新型スーパーを東京都練馬区に新規出店したと発表した。

急速に高まるネットスーパー需要に応えたもので、ウォルマート・グループ初となるハイブリッド型店舗として、1階店舗は6月2日にすでに開業済み。

ネットスーパーの受注は6月17日(金)から、本格的に始める。また、新型店舗第2弾として、年内には東久留米市に新規出店する予定であるという。

西友の挑戦、異例なネットとリアルの融合店

西友は株式会社ディー・エヌ・エーと協働で「SEIYU ドットコム」を運営。近隣の店舗にある商品をネット経由で販売・配送する「ネットスーパー」のサービスを平成12年に開始。

全国配送ができるサービス「SEIYU 倉庫館」と併せて提供し、平成27年度は売上高前年比30%増と大きく伸長しているという。

これまでは実店舗(約100店)にある商品を、従業員が集め配送していた。実店舗とネット販売で在庫を共有するため、在庫リスクをさえることができた。

また、生鮮食品を保管する設備を新たに設置する必要もなく、コスト面でも有意であった。しかし、その一方で、商圏が店舗周辺に制限されるほか、急な注文増に対応しきれないなどの問題が存在した。

今回の新型店舗は、従来型の店舗にネット販売用の作業スペースや倉庫を併設。ネット受注に対応する人員も増員し、商品の仕分けや梱包などの作業効率化をはかる。

既存店舗から商品を配送する従来手法と比べ、配送件数を従来の3~4倍に増やす。店舗周辺に限らず、一部都心まで配送が可能になる。

ネットスーパーは配送コストがかさみやすく、採算を確保するのが困難という課題もある。西友は全国でも異例なネットとリアルの融合店で、ネットスーパーサービス全体のコスト引き下げを狙う。

▼外部リンク

合同会社西友 プレスリリース
http://www.seiyu.co.jp/pdf/i_download/163

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