薩摩川内市主事約118万円を着服して、懲戒免職処分
2016.05.28
平成28年5月24日、鹿児島県薩摩川内市は、市の外郭団体などから約118万円を着服したとして、20代男性職員を同日付で懲戒免職にしたことを発表した。
懲戒免職となった男性職員は、平成27年8月から翌年3月まで、市みどり推進協議会の事務局がある林務水産課に所属していた20代の男性主事。
発表によれば、男性主事は事務を担当していたみどり推進協議会の預金口座から、複数回(6回)にわたり計約89万円を着服していた。この口座には、市民から寄せられた「緑の募金」や市からの補助金も含まれている。
加えて、男性主事は自らが所属していた市職員でつくるスポーツ同好会の口座からも、約29万円を私的に使い込んでいた。男性主事は着服を認め、「車のローン返済や、パチンコのなど遊興費など」がこれらの使用用途であると説明しているという。
男性主事が今年4月に別の部署に異動した後、年度末の決算で別の職員が使途不明金に気づき、不正が発覚した。男性主事は業務上通帳を管理する立場を悪用し、印鑑を保管していた上司が退席した隙に支払伝票に無断で判を押して金を引き出していた模様。
薩摩川内市は、当時の林務水産課で課長を務めていた3人の監督責任を問い、戒告処分とした。着服した金はいずれも全額返済されていることなどから、刑事告発は見送るという。
記者会見した向原翼副市長は「このような不祥事は極めて遺憾で残念。市民に深くおわびする」と謝罪。同時に「綱紀粛正を徹底して再発防止策を講じ、市政への信頼を回復したい」と話した。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
薩摩川内市
http://www.city.satsumasendai.lg.jp/www/toppage.html
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