町議らの積立金93万円着服で、町職員懲戒免職
2016.05.10
積立金を私的流用で、懲戒免職
平成28年5月5日、山形県大石田町は、町議らが県外出張に備えて積み立てた「議会研修積立金」から93万円を不正に流用したとして、50代の男性職員を同日付で懲戒免職処分とした。
同町総務課によれば、男性は平成27年度に大石田町の議会事務局議会主幹を務めており、その勤務中に5回にわたり、積立金計93万円を管理する銀行口座から無断で現金を引き出し、私的に流用していたという。
通帳単独管理、異動するまで察知できず
積立金は、去年5月から今年3月までの間、毎年7月に行われる議員研修旅行のために、当時9人いた議員全員が毎月1万円ずつ積み立てているもの。男性は1人でこの通帳を管理しており、車のローン返済などに使用していた。
今年4月、28年度になって男性が別の課に異動になり、通帳の管理を引き継いだ後任の職員が不審な点に気づき、通帳の履歴を金融機関に問い合わせて発覚した。
男性は町議らの出張に合わせ、現金を工面して口座に戻すなどしており、結果としてすべて返還していることなどから、町や議会は刑事告訴をしない方針だという。
(画像は大石田町HP)
▼外部リンク
大石田町 職員の懲戒処分について
https://www.town.oishida.yamagata.jp/chousei/jyouhou/syobun.html
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