大和ハウス工業株式会社が4月1日から導入するユニークな人事・支援制度とは?
2015.03.31
大和ハウス工業株式会社は、生涯現役として65歳以降も勤務可能な「アクティブ・エイジング制度」と親の介護のための旅費を補助する「親孝行支援制度」を、4月1日から導入すると発表した。
同社は2005年以降、時効消滅する有給休暇を最大100日まで積立て可能にする制度や、有給休暇を計画的に取得するよう義務付けする制度など、ワークライフバランス支援制度を拡充してきた。
今回発表があった2つの新制度も、労働人口の減少傾向や高齢化社会における働き方など、現代の社会情勢を見据えた施策といえる。
同社では2013年4月施行の改正高齢者雇用法(厚生労働省)に則り、65歳定年制を導入。これにより、豊富な経験や人脈を持つシニア社員が、人材育成や知識の伝承に貢献しているという。
さらに「アクティブ・エイジング制度」と名付けられた生涯現役制度を導入することにより、一定の業績が認められる65歳以上のシニア社員の確保と活用を図るという。
親の介護にあたる社員に対し、介護休業の期限上限を撤廃するなど、支援制度導入の実績がある大和ハウス工業。同社は、住宅事業や流通店舗事業などを全国展開する企業であり、転勤になる社員もいる。
そこで、介護のため遠方(片道200km以上)に帰省する社員の旅費負担軽減を目的に導入するのが「親孝行支援制度」だ。年4回を上限に、帰省距離に応じた補助金を支給するのだという。
制度導入にあたり「社員が安心して仕事を継続し、企業経営を持続的に強化できる人材となってほしい」、加えて「多様な人材がキャリア形成できる企業風土を醸成したい」と、同社は発信している。
▼外部リンク
大和ハウス工業株式会社
http://www.daiwahouse.co.jp/index.html
生涯現役制度「アクティブ・エイジング制度」介護支援制度「親孝行支援制度」導入 : 大和ハウス工業 ニュースリリース
http://www.daiwahouse.co.jp/release/20150327094033.html
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