女性の健康を支援する新サービス 「メールde健康エール」「職場de健康エール」試行提供開始

2016.03.28
女性の健康に係わるビジネスサービスを開始

24日、株式会社三菱総合研究所は、4月から、女性の健康に係わる「メールde健康エール」、「職場de健康エール」の立ち上げを見据えた試行サービスの提供を開始すると発表した。

健保組合の課題とは

健保組合には、2015年度から「データヘルス計画」を策定し、計画に沿った施策の推進、結果の評価を行うことになっている。

中小企業などで働く社員やその家族が加入している協会けんぽでは、配偶者などの被扶養者の健康診断受診率は12.2%と、非常に低調である。被扶養者への健康対策も計画に盛り込むことになっているが、その前提となる実態の把握がままならないのが現状である。

企業の課題とは

企業には、4月からの「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に伴い、行動計画の策定・公表・推進が課せられている。その策定の中心となる心身の健康についての検討も、まだまだ不十分な状況なのである。

「メールde健康エール」

「メールde健康エール」は、健康保険の被扶養者に対して健康診断受診率向上のためのコミュニケーションツールとして情報を提供し、実態を数値化する。

有料ではあるが、女性のための健康サイト「カラダ日和」で女性に特化した健康情報の提供も用意している。

「職場de健康エール」

「職場de健康エール」は、企業で働く女性に、健康的な行動や生活の情報を提供する。

具体的には、入社時研修、周産期研修、管理職研修を実施し、その後のアンケートにより健康への知識が定着したか、行動が健康的な方向に変わったか、健康的な生活を送るための意識の変化が芽生えたか、などの情報を収集、数値化していく。

健保組合、企業向け行動計画策定の支援や課題の解決を図るツールとしての利用が期待されている。

(画像は「メールde健康エール」プレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社三菱総合研究所プレスリリース
http://www.mri.co.jp/news/press/public_office/021682.html

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高野勤一
高野勤一