鎌倉市職員、定期券代不正受給!?4割が定期所持せず
2016.03.26
差額は市職員の小遣いに!?通勤手当の驚愕の実態
平成28年3月17日、通勤のために使用する定期券を申請している鎌倉市職員のうち約4割の職員が、バスなどの交通機関の定期券購入費を通勤手当として受給しながらも、定期券を購入することなく所持していないことが判明した。これを受けて同市職員課は、通勤に使用する定期券の現物の所持確認を厳格に行うことで、今後の適正な運用につなげていくとのことだ。
この調査は、通勤手当として定期代を受給しながらも定期券を購入せず、自転車や徒歩で通勤している市職員がいるという市民の通報を受けた鎌倉市議長嶋竜弘の要請によるもので、昨年12月に実施。同市によれば、定期券を申請している職員は669人で、そのうち266人が定期券を所持していなかったという。
中でも特に酷かったのはバスの定期券利用者であり、バス定期利用者266人のうち、定期券を所持していなかった者は、実にほぼ9割の238人にものぼる。
その多くは定期券を購入せず、自身で現金をチャージしたICカードによる支払いを行っていた模様。これは定期券購入代金よりも、ICカード利用料金の方が安価であるためである。
同市議は「その差額は職員の小遣いになっているのが現状。中には徒歩で通勤している職員もいる」と指摘している。
(画像は鎌倉市HP)
▼外部リンク
鎌倉市 総務常任委員会
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gikai/2802soumu_3.html
鎌倉市議会議員長嶋たつひろブログ
http://kamakurasi.air-nifty.com/blog/2015/11/–8d5d.html
おすすめの記事
「カフェテリアHQ」のHQ、改正育児・介護休業法を説くメルマガを配信開始
2024.07.05 - 人事・労務
NEXYZ.Group、転勤の有無を選べる「ワークエリア選択制度」導入へ
2024.06.28 - 人事・労務
フリー「労務川柳」、大賞は定額減税のややこしさを嘆く句が受賞
2024.06.08 - 人事・労務