2016年春闘、味の素 勤務時間20分削減でワークライフバランスを
2016.03.11
味の素が勤務時間20分短縮で労使合意
2016年春闘において、食品大手の味の素株式会社は、2017年4月から、基本給を変えずに所定労働時間を1日当たり20分削減することで、労使が実質合意したと発表した。
これによって、現在の所定労働時間7時間35分が7時間15分になる。同社によると、月14,000円以上の実質的なベースアップになるとの試算である。さらに、ワーク・ライフ・バランスの推進に拍車をかけたい考えだ。
味の素グループのワーク・ライフ・バランスとは
味の素グループでは、2014年から2016年の中期経営計画の中で、「ダイバーシティ&ワーク・ライフ・バランス(WLB)の具現化」に取り組んでいる。すべての社員が豊かな人生を実現すること、それが企業の発展につながると考えているからだ。
融通の利く勤務時間でワーク・ライフ・バランスを
味の素グループは、子どもが小学校4年生になるまで、1日2時間30分までの勤務時間の短縮ができる「育児短時間勤務」、家族の要看護状態が解消するまで、1日2時間30分までの勤務時間の短縮ができる「看護短時間勤務」や、年16時間まで時間単位で有給休暇が取得できる「時間単位有給休暇」など、様々な制度を整備してきた。
「ランスタッドアワード2015」2位を受賞
2015年2月には、総合的な「エンプロイヤーブランド・企業魅力度」の高い企業を表彰する「ランスタッドアワード2015」で、「WLBが実現しやすい企業」で2位、4年連続でトップ10入りを果たしている。
(画像は味の素グループHPより)
▼外部リンク
味の素グループ「サステナビリティレポート2015」
https://www.ajinomoto.com/jp/activity/csr/pdf/2015/
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