オリックス、人事制度新設!労働者に配慮した雇用の柔軟化

2016.03.06
オリックス、社員への新たなる選択肢

平成28年3月2日、オリックス株式会社は、配偶者転勤に伴う「エリア変更制度」「休職制度」、退職理由を問わず再入社が可能な「カムバック再雇用制度」、グループ会社間の「転籍応募制度」を新しく導入することを発表した。

これは、オリックスグループの国内各社における社員に新しい選択肢を示し、柔軟な働き方を一層支援することを目的としたものである。社員一人ひとりが培った経験や知識を有効に活用し、継承していく上でも有用な制度である。

一方で、女性活躍推進法の施行をはじめとした女性の社会進出の促進、高齢化による定年延長や夫婦共働き世帯の増加など、社会情勢の変化に伴った、働き方の多様な選択肢へのニーズに応えたものだとも言える。

制度概要

【配偶者転勤エリア変更制度】
社員(勤続3年以上)が、配偶者の転勤により現エリアでの就業が困難な場合、勤務エリアの変更を認めるもので、配偶者が同社社員であるかを問わない。地域限定型総合職、一般職が対象。

【配偶者転勤休職制度】
社員(勤続3年以上)が、配偶者の転勤により転居先へのエリア変更による就業が困難な場合、休職(最大5年間)を認めるもので、配偶者が同社社員であるかを問わない。地域限定型総合職、一般職が対象。

【カムバック再雇用制度】
社員(勤続3年以上)が、退職時の理由を問わず、再入社したい旨を応募可能とする。退職理由は出産・育児や配偶者の転勤などに限定せず、転職でも応募が可能。再雇用時の職種・等級は、退職時と同等以上を保証する。全国型総合職、地域限定型総合職、一般職が対象。

【転籍応募制度】
社員(入社10年以上)が本籍以外のグループ会社(オリックス株式会社を含む)でのキャリアを磨き続けたい場合に、本人の希望により転籍を応募可能。全国型総合職、地域限定型(アソシエイト1級またはプロフェッショナル職2級以上)が対象。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

オリックス株式会社 ニュースリリース
http://www.orix.co.jp/grp/news/2016/160302_ORIXJ.html

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高野勤一
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