輸送手段の効率化と課題への取り組みを評価「モーダルシフト優良事業者賞」

2015.11.02
モーダルシフト優良事業者賞を発表

一般社団法人日本物流団体連合会は、「モーダルシフト優良事業者賞」を実施し、受賞者を発表した。今回のモーダルシフト優良事業者賞の大賞は、ヤマト運輸株式会社が獲得した。

ヤマト運輸の効率化を評価

同賞は、輸送の転換を図る有効的な取り組み「モーダルシフト」において、積極的に実施している事業者を表彰するもの。大量輸送機関の重要性が問われる中、人手不足や環境負担の低減などが求められている。

今回大賞を獲得したヤマト運輸は、トラック輸送が主流であった九州発関東行宅配便輸送を、鉄道利用へのベースに拡大した。

また仕分け区分を関東行きとしてひとつにまとめ、荷物の仕分け作業は「羽田クロノゲート」に移管。輸送手段の効率化、コスト削減、時間の短縮といった課題に取り組んだことが評価の対象になった。

輸送転換による各社の取り組み

実行部門においては、日本通運株式会社、日本石油輸送株式会社が幹線区間の輸送で鉄道・海運の利用比率40%超えを実現。また3年連続で実現している株式会社日陸は、継続部門を受賞している。

新規開拓部門では札幌通運株式会社が、輸送品質の維持、運用体制の構築など2件の新規モーダルシフト案件を実現。有効活用部門ではセンコー株式会社、日本通運株式会社が受賞している。

▼外部リンク

一般社団法人日本物流団体連合会のプレスリリース
http://www.butsuryu.or.jp/images/pdf/news/392.pdf

記事をシェアする

kakimoto