株式会社ソラスト、保育事業にて短時間正社員制度をスタート

2015.10.06
人材確保により園児の受け入れ体制を向上

医療事務受託サービス、介護・保育サービス、教育サービスなどを手がける株式会社ソラスト。同社は10月1日より、保育事業において「短時間正社員制度」を導入する。

保育業界では保育士不足が深刻化しているが、一方で過去に保育士として勤務した経験を持つ「潜在保育士」も多く存在している。2014年に行われた東京都の調査では、保育士経験者が再就職時に希望する条件として「勤務時間」が62.1%と最も多く、給与より勤務時間が再就職のネックになっていると考えられる。

都内の認証保育所を中心に計13か所の保育園を運営し、保育士の育成と確保にも力を入れている同社。短時間正社員制度の導入により、潜在保育士の再就業を支援し、労働市場開拓につなげたいとしている。

基本給などは正社員に準ずる扱い

同社はこれまでも短時間勤務制度により、柔軟性のある働き方を提案してきた。しかし同制度を利用するには、子供の年齢や勤続年数などの条件があったため、制約がなくさらに利用しやすい「短時間正社員制度」の設立に踏み切った。

短時間正社員は無期雇用とし、雇用期間を定めないのがパートタイムとは大きく異なる特徴。給与は正社員の月例給の80%、賞与は定額支給。時間外労働は原則なしのため、ワークライフバランスを保ちながら仕事と育児の両立が可能となりそうだ。

(画像は株式会社ソラストのホームページより)

▼外部リンク

株式会社ソラスト/株式会社ソラスト、保育事業で短時間正社員制度を導入
http://www.solasto.co.jp/summaries/news/post_68.html

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