従業員の心と体の健康、企業のメンタルヘルス対策の現状と課題

2022.06.13
企業の健康管理担当者への調査

RIZAP株式会社は、「ニューノーマル時代の従業員の心と体の健康管理」について調査し、2022年6月6日に結果を発表した。企業の健康管理担当者367名の回答をまとめ、メンタルヘルス対策の現状と課題を明らかにしている。

運動不足と精神的なストレスが上位

コロナ禍で増えた、従業員の健康課題について聞いたところ「運動不足」が48.5%、次いで「精神的なストレス」が36.5%、「肩こり・腰痛」32.4%となった。

テレワークの有無で比較すると、テレワークを実施している従業員は、していない従業員に比べ運動不足が17.7ポイント、精神的なストレスが15.5ポイント高くなっている。

コロナ禍によって新たに出てきた、または増えた課題は「コミュニケーション不足」が40.6%、「休職に到らないメンタル不調」が28.6%、「休職に到ったメンタル不調」が18.3%とメンタルの不調が4割以上となっている。

また、「隠れ残業が増えている」15.8%、「残業時間が増えた」10.4%などもあげられる。

対策ができていない現状が浮き彫りに

健康対策について聞いたところ「何もしていない」が30.0%、「健康セミナー・運動セミナー」が25.9%、ほかメンタルヘルス研修、健康コラムなどの情報発信、歩数・歩行距離の競争などをあげている。

一方でメンタルヘルス研修について、受けて欲しい人に届いていないという回答が52.0%、その理由については、「自分は大丈夫だと思っている」が最多で43.7%、「忙しい」が38.2%であった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

RIZAP株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000030866.html

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高野勤一
高野勤一