人事部門の期待と役割、データを活用できている企業の割合は?

2021.12.22
レポート「なぜ戦略人事は進まないのか?」

株式会社ラキールは、「戦略人事の課題調査レポート なぜ戦略人事は進まないのか?」という調査レポートを2021年12月16日に発表した。「人事部門の期待役割」「人事情報のデータ化・可視化」について調査している。

戦略への認識と実施のギャップ

「人事部門の期待役割」は、同社セミナー「HRカンファレンス」の参加者55名、「人事情報のデータ化・可視化」はHRプロ会員226名に回答を得ている。

戦略人事の重要性を認識し、戦略や計画があるとの回答は60%、計画があるがうまくいかない、いきそうにないとの回答も60%だ。人事部門に対する経営者からの信頼度は平均66.2点、従業員からの信頼度は平均60.7点だが、事業状況との相関性では従業員からの信頼度が高い。

使用する人事システムやデータの可視化状況

人材管理、採用、評価、エンゲージメントなどに使用している人事管理システムは、「2~4個」が47%、「1個」が25%となっている。

人事情報については、「従業員のエンゲージメント推移」「従業員のキャリア希望」が半数以上データ化・可視化できていないことが明らかになった。

今日の企業では、個の特性を最大化するための「働きがいの創出」に重点が置かれており、これまでのオペレーション人事から戦略人事への変化が期待されている。同社では、SaaS型人事統合システム「LaKeel HR」で、アクションにつながるデータ分析などの機能を搭載したシステムを提供している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社ラキールのプレスリリース
https://www.lakeel.com/ja/news-event/news.html

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高野勤一
高野勤一