「就職内定率」はどうなっているか?リクルートキャリアが調査結果を報告
2017.05.30
5月29日に株式会社リクルートキャリアにおいて、よりよい就職・採用の在り方を研究している研究機関、就職みらい研究所が、学生調査モニターによる大学生・大学院生を対象とした「就職プロセス調査」を実施、その結果を発表した。
調査は、大学生4679人、大学院生980人を対象に実施され、その内、大学生1561人、大学院生485人について集計したものである。
今回、リクルートキャリアが実施した「就職プロセス調査」によれば、5月1日時点における就職志望者の中で、大学生の就職活動実施率は90.0%となっており、4月1日時点で96.0%あったことを鑑みると、6.0ポイントの低下が見られている。これは、前年同月の92.2%と比較しても2.2ポイントの低下となっている。
また、5月1日時点の就職を志望している人の内、大学生の就職内定率は35.1%であり、4月1日時点では14.5%であったことから、20.6ポイントの上昇が見られている。これは、前年同月比10.1ポイントの上昇である。
同社では、5月1日時点で、就職志望者に対して、内定状況に加えて今後の内々定・内定取得の見通しをきいており、その結果として「まだ見通しが立っていない」と回答した人が30.9%に対して、「内々定・内定を確実に取得できる見通し」と回答した人が3.1%、「内々定・内定をある程度取得できる見通し」と回答した人が20.1%であったことを明らかにしている。
「内々定・内定取得を確実に取得できる見通し」と回答した人を「みなし就職内定者」として、みなし就職内定率を算出したところ、38.2%となっており、加えて、「内々定・内定をある程度取得できる見通し」を追加して「見込み就職内定者」という扱いで内定率を算出すると、59.2%という数値となる。これらは、それぞれ前年同月と比較して高い数値となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
リクルートキャリアプレスリリース
https://www.recruitcareer.co.jp/news/20170529.pdf
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